富豪刑事 Balankce:UNLIMITED

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各話解説 check-8

  • 神戸小百合が生きていた頃の大助は、別邸で無邪気に遊ぶ様子や、神戸邸を出ていった母のマンションにベランダから入るシーンなどから、
    意外にも活発な少年という印象を受けました。岸本さんは、大助の幼年時代をどのような少年だったと考えていらっしゃいますか?

    神戸小百合が生きていた頃の大助は、
    別邸で無邪気に遊ぶ様子や、神戸邸を出ていった
    母のマンションにベランダから入るシーンなどから、
    意外にも活発な少年という印象を受けました。
    岸本さんは、大助の幼年時代をどのような
    少年だったと考えていらっしゃいますか?

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    幼い頃の大助は神戸家の跡取りという立場ゆえに、放課後に空き地で友だちとドロケイをするようなことはなかったと思います。
    ただ、大助の母親である神戸小百合は、取り立てて金持ちの出という訳ではなく、常識的な価値観を持った快活な女性だったので、出来るだけ大助に子供らしい生活をさせていたのではないでしょうか。
    父親の茂丸は寡黙なうえに研究にのめり込んでいて、放っておくと食事も研究室でとるような人間ですが、そんな茂丸と大助の関係も、小百合がつないでいたからこそ成り立っていたのではないかと思います。
  • 大助にリュック型装備を身につけさせられた加藤が、自分の背中から飛び出るミサイルに驚き困惑しながらも
    しっかりと"おとり"役を果たしている姿が想像以上にコミカルで面白かったです。
    あのようなシーンが生まれた経緯や裏話などがあれば教えてください。

    大助にリュック型装備を身につけさせられた加藤が、
    自分の背中から飛び出るミサイルに驚き困惑しながらも
    しっかりと"おとり"役を果たしている
    姿が想像以上にコミカルで面白かったです。
    彼が追い詰められていく様子が伝わってきましたが、
    あのようなシーンが生まれた経緯や
    裏話などがあれば教えてください。

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    第3話に、それまでは大助だけが使っていた007的なガジェットを加藤も使うことになって、それに振り回されつつも新幹線の中に侵入するというシーンがありました。
    その際、ハイテクではありながらも、どこかバカバカしいガジェットをみんなでたくさん考えたのですが、そこで使えなかったアイデアを盛り込む形でこのシーンを描いたように記憶しています。
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  • これまでの長さんを心配するような清水の発言や第8話ラストのセリフ、長さんが長年追っていた事件の資料で自分のロッカーを
    19年間も占領させたままでいるなど、清水と長さんの関係は単なる「上司と部下」では括れないように感じられました。
    清水にとって長さんはどのような存在だったのでしょうか。

    これまでの長さんを心配するような清水の発言や
    第8話ラストのセリフ、長さんが長年追っていた
    事件の資料で自分のロッカーを19年間も
    占領させたままでいるなど、清水と長さんの関係は
    単なる「上司と部下」では括れないように
    感じられました。清水にとって長さんは
    どのような存在だったのでしょうか。

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    長さんと清水は、共に捜査一課にいて上司と部下というよりも戦友のような関係にありました。
    清水はいわゆる昼あんどん的存在で、普段はとぼけているけれど腹の中では実はいろいろと考えていて、いざ事が起こればギラリと刀を抜くようなタイプでした。
    しかし、神戸小百合殺害事件が迷宮入りとなり、現対本部に左遷された時点で清水の刀は折れてしまいました。
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    清水はもうあの事件のことは忘れたいと思いつつも、それを追い続けている長さんのことを横目で見ては、心の奥で疼くものを感じています。なので資料も捨てることが出来ずにいます。
    現時点における清水にとっての長さんとは、古傷を思い出させる煙たい存在であると同時に、その執念に憧れを抱いてしまう存在であるように思います。
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